useful_days
木ノ下歌舞伎は古典と現代を接続するためにさまざまな試みをしてきたが、今回の『木ノ下歌舞伎ミュージアム』はその活動のひとまずの集大成であると言える。演目としてはタイトルにもあるように2008年初演のダンス作品『三番叟』(監修:木ノ下裕一、演出:…
愛知まで足を伸ばしてあいちトリエンナーレの上演演目、ARICA+金氏徹平『しあわせな日々』(原作:サミュエル・ベケット/クレジットは「原作」となっているものの、基本的には戯曲に忠実に上演されている)を見てきた。(以下、ネタバレ多々あり。関東圏で…
村川拓也は『エヴェレットラインズ』の当日パンフレットに次のような文章を寄せている。 1.30人〜40人の人々に手紙を送った。手紙を受け取った人々はこの作品の出演候補者である。手紙には指示が書いてある。その指示に従う場合は当日劇場に来て出演者とし…
使えるプログラムWS系、けのび『おかず石』(http://kyoto-ex-useful.jp/archives/1007)。石をおかずに白米を食べるという未知の体験をしてきた。河原で好みの石をいくつか拾い、それを煮沸消毒ののち、白米とともに食す。先に石だけ味わってもよし、白米と…
薄暗い空間に蠢く黒い塊と観客たち。上演空間に入るなり目にしたのはそんな光景だった。連ねられた蛍光灯が胸の高さに吊るされ、リングを囲うロープのように空間を区切る。観客はそのパフォーマンスゾーンに「入ってもよい」。どこからかドッドッドッと規則…
昼を京都芸術センターの中にある前田珈琲で済ませてからカフェ・モンタージュで諸々片付ける。珍しいアールグレイ・ウーロンをおともに。カフェ・モンタージュの紅茶はポットでたっぷり飲めるのがうれしい。写真は前田珈琲の牛スジカレー。しゃぼしゃぼ緩め…
朝、鳥取から特急スーパーはくとに乗って京都へ。昼はチェルフィッチュ『地面と床』(http://kyoto-ex.jp/program/chelfitsch/)。また別に詳しく書くことになるけれど、今まで以上に完成されている、というのが第一印象。言葉の通じない(というよりは聴き…
本日よりKYOTO EXPERIMENT 2013(http://kyoto-ex.jp/)がはじまります。僕は「使えるプログラム支援系A」というのに参加して劇評などを書いていく予定。ここでは劇評とは別にuseful_daysと題して日記的なものを書いていきます。「使えるプログラム支援系A…