useful_days 10/5:けのび『おかず石』

使えるプログラムWS系、けのび『おかず石』(http://kyoto-ex-useful.jp/archives/1007)。石をおかずに白米を食べるという未知の体験をしてきた。
 
河原で好みの石をいくつか拾い、それを煮沸消毒ののち、白米とともに食す。先に石だけ味わってもよし、白米とともに食べてもよし。驚くべきことに石にも白米との相性があり、白米が進む石(まさにおかず!)もあればそうでもない石もあり、石だけで口に含むといい感じなのに白米と一緒だと「おいしくない」石もある。自分としてはツルツルの石はそれだけ口に含む分にはいいのだが白米と一緒に食べるのはオススメできない。
 
初日の日記にも書いたが、ここには「何を味覚と見做すのか」という問いがある。人はなぜ味のない炭酸水を飲むようになったのか。「味覚」の一部としての舌への刺激。というところまではやる前からおおよそのあたりは付いていたのだけど、やってみて気づいたのは味わい方によって「味」が全然違うこと。舐める、しゃぶる、口の中で転がすなどなど。今後、食事のときに今までよりも食感に敏感になりそうである。
 
あと、口の中の異物感という意味では普段使ってる食器(箸、フォーク、スプーンなどなど)も「味覚」の一部を成しているなあ、と。そうすると「おかず」たる石と食器の違いはなんだろか。いやむしろこれは食器の進化に寄与する思想なのか。
 
好みの石を拾い、
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(実は微妙に違う場所だけど^_^;)
煮沸消毒し、
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それをおかずに、
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ゴハンを食べる!
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さまざな石を味わったうえで最終的にコースを構成する。
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左から前菜、メイン、デザート。
まずは四角くツルッとした小さめの石を口に咥えて石をおかずにする心の準備を。
次の梅干しの種のようなメインは不思議とゴハンが進みます。
口直しに平らな石を。絶妙なカーブがひんやり舌に心地いい。
 
そして自分の石コースを持ち帰る。
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ちなみに、好みの石を探すために裸足で川にジャブジャブと入りこんでいくわけですが、これはこれで足の裏で川底の石を味わっている感じで味わい深かったです(笑)
 
夜飲んでて気づいたのは氷を頬張っていても石を舐めている気がしてくる副作用…(その意味では俺の氷への味覚は石によって奪われ/乗っ取られたのであった!)